「光回線の工事ができない」「工事を待てない、今週からネットが要る」。そんなときの答えが、コンセントに挿すだけで使えるホームルーター(工事不要WiFi)です。販売店によっては「置くだけWiFi」「挿すだけWiFi」とも呼ばれますが、指しているものは同じです。

5G対応が進んだ今のホームルーターは、正直、数年前とは別物です。普段使いなら光回線の代わりが十分務まります。この記事では主要3サービスの違いと、ポケット型との使い分けまでを整理します。

先に結論

ホームルーターはスマホのキャリアに合わせるのが基本。ドコモ → home 5G / au・UQ → WiMAX / ソフトバンク・ワイモバイル → ソフトバンクエアー。外にも持ち出したいならホームルーターではなくポケット型WiFi(WiMAX系)を選びましょう。

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この記事の条件で: 工事なしの4機種を2年総額で並べる

BIGLOBE WiMAXの公式サイト(2026年9月時点の画面)
画像出典: BIGLOBE WiMAX公式サイト(2026年9月確認)
BIGLOBE WiMAXのサービス概要

迷ったら、ツールで候補を絞れます

工事不要の3社に加え、短期レンタルまで含めた全サービスを一覧で見比べられます。

ホームルーターとは?光回線との違い

ホームルーターは、スマホと同じモバイル回線(4G/5G)を使う据え置き型のWi-Fi機器です。届いたその日、コンセントに挿して数分で開通します。24時間つけっぱなしが前提の機器ですが、電気代は月200〜450円前後が目安で、光回線のONU+ルーターと大きな差はつきません。

光回線・ホームルーター・ポケット型WiFiの3タイプ比較図
工事の要らない2タイプのうち、自宅用の本命がホームルーター
💡 向き不向きの早見

主要3サービスの比較表

サービス月額目安(税込)回線データ容量セット割
ドコモ home 5G 4,950円 ドコモ 5G/4G 無制限(公平制御あり) ドコモスマホ最大1,100円/月
WiMAX +5G 4,300〜5,000円
(窓口により変動)
au 5G/4G+WiMAX 2+ 実質無制限(公平制御あり) au・UQスマホ最大1,100円/月
ソフトバンクエアー 4,950円(24か月目まで。代理店NEXT経由)
25か月目以降5,368円
ソフトバンク 5G/4G 無制限(公平制御あり) SB・ワイモバ最大1,650円/月

※「公平制御」=ネットワーク混雑時に速度制限がかかる場合がある、の意。常識的な使い方で制限されることはまれです。

実測で比べると:下りは十分、上りとPingは光回線と別物

利用者の実測値を集計している「みんなのネット回線速度(みんそく)」の直近3か月の平均を、3サービスで並べました。

サービス下り(夜)上り(平均)Ping(夜)
ドコモ home 5G166.68Mbps22.54Mbps40.95ms
WiMAX +5G(BIGLOBE WiMAX)139.11Mbps27.98Mbps45.52ms
SoftBank Air152.23Mbps14.03Mbps46.36ms

※ みんなのネット回線速度(minsoku.net)の直近3か月の平均、下りとPingは時間帯別の「夜」の平均。2026年9月25日取得。設置場所や地域で大きく変わります。

夜でも下り140〜170Mbps前後出ていれば、動画の視聴やWeb会議には十分です。差が出るのは上りで、3サービスとも14〜28Mbpsと、光回線(450〜780Mbps前後)の数十分の一です。大きなファイルをアップロードする仕事や、配信をする人は光回線を優先してください。Pingは3サービスとも40ms台で、対戦ゲームの向き不向きはホームルーターでオンラインゲームはできる?で詳しく比べています。

2年総額で比べると

当サイトの2年総額シミュレーターと同じ数字で、ホームルーター4機種の2年総額を出しました。セット割は対象のスマホ1台ぶんです。

サービス月額セット割なしセット割あり(1台)
BIGLOBE WiMAX +5G3,608円(24か月目まで)89,892円au・UQ:63,492円
ドコモ home 5G4,950円122,100円ドコモ:95,700円
SoftBank Air4,950円(24か月目まで)122,650円ソフトバンク:96,250円 / ワイモバイル:83,050円
5G CONNECT4,980円122,820円(セット割なし)

※ 月額×24か月+事務手数料(SoftBank AirはWeb・電話申込の3,850円、ほかは3,300円)−セット割(各社公表の1回線あたり最大額×24か月)。端末代・キャッシュバックは含めていません。料金は2026年9〜10月確認の税込。

WiMAXは窓口ごとの割引が大きいぶん、2年総額では頭ひとつ安くなります。ただしBIGLOBE WiMAXは25か月目から月額が上がるので、3年使うなら差は縮みます(3年総額はWiMAXが約15.3万円、home 5Gが約18.2万円)。エリアと速度で迷ったらhome 5G、総額を抑えたいならWiMAX、ワイモバイルのスマホがあるならSoftBank Air、という整理になります。

3サービスの詳細レビュー

ドコモユーザー向け

ドコモ home 5G

NTTドコモ

★★★★★4.5
ドコモ home 5Gの公式サイト(2026年9月時点の画面)
画像出典: ドコモ home 5G公式サイト(2026年9月確認)
ドコモhome 5Gのサービス概要(月額・特徴)

ホームルーター界の優等生。ドコモの5G/4G網をそのまま使うため、対応エリアの広さと安定感が頭ひとつ抜けています。データ実質無制限で、ドコモスマホとのセット割も対象。「ホームルーターは遅い」というイメージは、5Gエリアのhome 5Gを使うと覆ると思います。端末代は分割相当額の割引で実質無料になる購入方法が主流です。ただし満足度は設置場所の電波でほぼ決まるので、申し込む前にhome 5Gのエリア確認方法で機種を指定した調べ方と実地チェックの手順を踏んでおいてください。

👍 良い点
  • エリアと安定性が最強クラス
  • ドコモとのセット割対象
  • 縛りなし(端末残債には注意)
👎 注意点
  • 月額はホームルーターでは高め
  • 登録住所以外では利用不可
home 5Gのキャンペーンを見るエリア確認と端末実質無料の条件はこちら

※ 5G対応エリアかどうかを先に確認するのがおすすめです

au・UQユーザー&コスパ重視

WiMAX +5G(ホームルーター)

UQコミュニケーションズ(販売はプロバイダ各社)

★★★★☆4.3
BIGLOBE WiMAX +5Gの公式キャンペーンバナー

au 5G/4G+WiMAX 2+回線のホームルーター。特徴は販売窓口(プロバイダ)が多数あり、キャッシュバックや月額割引の競争が起きていること。同じ回線・同じ端末でも窓口次第で2年総額が1万円以上変わるため、比較の価値が大きいサービスです。au・UQスマホとのセット割にも対応。同じ契約でポケット型端末を選べるのも柔軟です。

👍 良い点
  • 窓口競争で実質料金を下げやすい
  • au・UQのセット割対象
  • ポケット型も同じ契約体系で選べる
👎 注意点
  • 窓口ごとの条件比較がやや面倒
  • 建物の奥まった部屋では電波が弱いことも
BIGLOBE WiMAXのキャンペーンを見る申込特典と月額割引の条件を確認できます とくとくBBホームWi-Fiも比較する(ずっと定額タイプ)

※ 実質月額(総額÷契約月数)で窓口を比べるのがコツです。窓口の違いはWiMAXプロバイダ比較で詳しく解説しています

SB・ワイモバイル向け

ソフトバンクエアー(Airターミナル)

ソフトバンク

★★★★☆4.0
SoftBank Air(正規代理店NEXT)の公式キャンペーンバナー

ソフトバンク・ワイモバイルユーザーの「おうち割 光セット」対象で、ワイモバイルとの組み合わせは割引額が大きく強力。割引期間中の月額が安く設定されるキャンペーンが恒例です。最新のAirターミナルは5G対応で速度も大きく改善しました。スマホがSB系なら、光回線を引くまでのつなぎにも本命にもなります。速度に不満が出たときはソフトバンクエアーが遅いときの対策で、置き場所の見直しから乗り換えまでを段階的に整理しています。光回線の開通待ちに使う場合は開通までのつなぎWiFiの選び方もあわせてどうぞ。

👍 良い点
  • ワイモバイルとのセット割が強い
  • 割引期間中の月額が安い
👎 注意点
  • 割引終了後の月額を必ず確認
  • 端末は分割購入が基本(残債に注意)

ポケット型WiFiとの使い分け

「家でも外でも使いたい」ならポケット型ですが、選ぶ前に1つだけ考えてください本当に外で、スマホのテザリング以上の容量が要りますか?

契約前の注意点3つ

① 設置予定場所の対応エリアを必ず確認

各社公式のエリアマップで、自宅住所がその回線の(できれば5Gの)エリア内かを確認してから申し込みましょう。建物の構造によっては、窓際に置くだけで速度が数倍変わります。地図の見方はドコモ home 5Gのエリア確認方法とWiMAXのエリア確認方法で回線別に説明しています。

② 「初期契約解除(8日以内)」を保険にする

電波を使う以上、実際の速度は住所ごとのガチャ要素があります。届いたら最初の週末に速度を測り、生活に耐えないレベルなら8日以内の初期契約解除制度で仕切り直す。この保険を前提に試すのが賢い使い方です。

③ 端末代の残債ルールを確認

「端末実質無料」は分割相当の割引で相殺する方式が主流のため、途中解約すると端末残債が請求されます。割引が何ヶ月続く設計なのかを契約前に見ておきましょう。

🧭 買わずに借りるホームルーターもある

端末を分割で買うと、途中で解約したときに残りの端末代がかかります。短めに使う予定なら、ルーターをレンタルする置くだけ型も候補になります。

おきらくホームWi-Fiの条件を見る工事不要・ルーターはレンタル 端末をレンタルするFreeMax+5Gを見る

※ 広告(PR)。リンク先は代理店(株式会社NEXT)の申込ページです。レンタル品は解約時に返却が必要です。

よくある質問

ホームルーターは光回線の代わりになりますか?
普段使い(動画・Web会議・SNS)なら十分代わりになります。対戦ゲームや大容量アップロードが日常なら光回線を。まずホームルーターで始めて、不満が出たら光回線に切り替える2段構えも現実的です。
引越し先でも使えますか?
住所変更手続きをすれば使えます。工事が要らないため、引越しの多い人にはむしろ光回線より向いています。ただし手続きの重みはサービスで違い、home 5GとSoftBank Airは設置場所住所の変更が必須、WiMAX系は契約住所以外での利用が認められています。詳しくはホームルーターの引越し手続きにまとめました。
速度が不安。試せますか?
初期契約解除制度(8日以内)が使えます。WiMAXには無料お試し制度(Try WiMAX)もあるので、不安ならまず試すのがおすすめです。
ホームルーターの2年総額はいくらですか?
月額×24か月+事務手数料−セット割で計算すると、BIGLOBE WiMAX +5Gが約9万円(au・UQのセット割で約6.3万円)、ドコモ home 5GとSoftBank Airが約12.2万円です。端末代とキャッシュバックは含めていません。

まとめ:スマホに合わせて選び、8日以内に見極める

📚 参考情報・データの出典
  • 各社公式サイトの料金・エリア・端末情報(2026年8月確認)
  • 総務省「電気通信事業法に基づく初期契約解除制度」の解説ページ
  • みんなのネット回線速度(minsoku.net)のサービス別平均(2026年9月25日取得)
  • 当サイトの2年総額シミュレーターの料金データ(js/total.js。事務手数料はドコモ光・ソフトバンク系の改定を反映)