「スマホ代が月8,000円もする。格安SIMなら2,000円台らしいから、乗り換えれば月6,000円浮く」。通信費の相談で、いちばんよく出てくる計算です。そして、いちばんよく外れる計算でもあります。

実際に乗り換えてみると、浮いたのは6,000円ではなく3,000円台だった。理由を追いかけると、光回線とのセット割が消えていた、家族の割引が1段階下がっていた、端末の分割払いが請求書にそのまま残っていた。このあたりが定番です。見直しで下がるのは、プランの差額そのものではなく、失うものを差し引いた「正味」の額。ここを先に計算しておけば、期待値を外さずに済みますし、そもそも動く価値があるかどうかも判断できます。

先に結論

スマホ料金の見直しは、①今の実質月額を出す → ②戻し5項目を引く → ③正味の削減額で判断する、の順に進めます。乗り換えなくても下がる余地(プラン容量のズレ・不要オプション)を先に潰し、それでも高ければ移行先を選ぶ。正味で月2,000円以上下がるなら動く価値があり、1,000円を切るなら見送ってよい、というのが実務的な線引きです。自宅に光回線がある世帯は、スマホ単体ではなく通信費全体の合計で比べてください。

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ahamoの公式サイト(2026年9月時点の画面)
画像出典: ahamo公式サイト(2026年9月確認)
ahamoのサービス概要(月額・データ量・かけ放題)

通信費を合計で比べたいとき

スマホだけを切り出しても答えは出ません。自宅回線を含めた総額で並べると、動くべきかどうかが一目で分かります。

平均と比べても答えが出ない理由

見直しの入り口で必ず調べられるのが「スマホ代の平均」です。ただ、この数字は出典によって2倍以上ちがうので、比べ方を間違えると判断がおかしくなります。

MM総研が2026年1月に実施した調査では、スマートフォン利用者1人あたりの月額利用料金の平均は3,997円(前回調査から120円低下)と公表されています。一方、総務省の家計調査をもとにした集計では、世帯単位の通信費は月1万円台で推移しています。この2つは矛盾しているわけではなく、単位が違うだけです。

数字何を測っているか自分の請求書と比べるとき
1人あたり約4,000円
(MM総研 2026年1月調査)
スマホ1回線の月額利用料金請求額から端末の分割払いを引いた額と比べる
世帯で月1万円台
(家計調査ベースの集計)
世帯全員の携帯+固定回線+端末代家族分をすべて足した合計と比べる

やりがちな失敗は、端末の分割払いを含んだ自分の請求額と、通信料だけの平均を比べてしまうことです。端末代が月3,000円乗っていれば、通信料が平均並みでも請求額は7,000円になります。この状態で「平均の倍だ」と焦って乗り換えても、端末の分割払いは移行先には付いてこず、そのまま旧キャリアから請求され続けます。下がるのは通信料の部分だけです。

もうひとつ、平均には「自分が何ギガ使っているか」が反映されません。月2GBの人と月60GBの人が同じ平均に丸められています。比べるべき相手は平均ではなく、自分の使用量に合った最安構成です。ここから先は、その構成を自分で作る手順を書いていきます。

3分でやる請求書の棚卸し

最初にやるのは節約ではなく、現状の分解です。各社のマイページ(My docomo / My au / My SoftBank / my 楽天モバイルなど)から、直近3か月の請求内訳を開いて、次の4つに分けて書き出します。

  1. 基本料(プラン料金)

    プラン名とその金額。無制限系のプランなら7,000〜8,000円台、中容量プランなら5,000円前後が割引前の目安です。ここが見直しの主戦場になります。

  2. 割引の行

    「〇〇割」「セット割」「家族割」といったマイナスの行をすべて拾います。この行の合計が、乗り換えたときに消える金額です。後の計算でそのまま使うので、金額と名称をセットでメモしてください。

  3. オプション

    かけ放題、補償サービス、コンテンツの月額課金など。1つ300〜1,000円程度でも、3つ付いていれば月2,000円近くになります。加入した記憶がないものが残っているケースは珍しくありません。

  4. 端末の分割払い

    残り何回か、総額いくら残っているかを確認します。この金額は乗り換えても消えません。比較のときは請求額からこれを引いた金額を使います。

あわせて、直近3か月のデータ使用量も同じ画面から確認します。1か月だけだと旅行や在宅勤務の影響で偏るので、3か月の平均と、いちばん多かった月の数字の両方を控えておきます。移行先の容量は「平均」ではなく「多かった月」に合わせるのが安全です。iPhoneの設定画面の数字はリセットからの累計でキャリアの数字と合わないことがあるため、確認する場所はスマホの通信量を確認する方法を参考にしてください。

もりそん
自宅にも職場にもWi-Fiがあると、無制限プランでも実際のモバイル通信は月数GBということがあります。この場合、乗り換える前にプランを下げるだけで数千円下がることがあります。棚卸しを飛ばして乗り換え先を探し始めると、この一番簡単な改善を素通りしてしまいます。
運営者・もりそん

正味の削減額=差額−「戻し」5項目

ここがこの記事の中心です。乗り換えの効果は、次の式で計算します。

✅ 正味削減額の計算式

正味の月額削減額 =(今の実質月額 − 移行後の月額)−(戻し①〜⑤の合計)

※「今の実質月額」は、請求額から端末の分割払いを引いた金額。移行後の月額も、端末代を含めない通信料だけで比べます。

「戻し」というのは、乗り換えによって失う金額のことです。差額から引かないと、削減額を過大に見積もることになります。5つあります。

戻し① 光セット割の消滅

自宅の光回線と同じ系列のスマホを使っていると、スマホ側の月額が割引されています。ドコモ光セット割、auスマートバリュー、おうち割光セットなどで、1回線あたり最大1,100円程度が目安です。スマホを他社に移すと、この割引は消えます。ビッグローブ光とauのセット割のように、光側の事業者が変わっても条件を満たせば維持できるケースもあるので、契約中の条件は一度確認する価値があります。

戻し② 家族割の目減り

大手3社の家族向け割引は、グループ内の回線数で割引額が変わる設計です。目安として2回線で500〜700円台、3回線以上で1,100〜1,200円台。3回線グループから1人抜けると2回線になり、残る2人の割引がそれぞれ下がることになります。自分の請求が下がっても、家族の請求が上がれば世帯としては差し引きゼロに近づきます。自分だけの損得ではなく、世帯合計で計算してください。

戻し③ 端末購入プログラムの条件

残価設定型の購入プログラム(いわゆる2年で返却して残りを免除する方式)を使っている場合、返却の条件と時期が決まっています。返却しなければ残価分の支払いが必要になりますし、返却時に端末の状態によっては別途費用がかかる規定を置いている会社もあります。回線を解約しても分割払いの契約は残るので、「解約すれば端末代も消える」ということはありません。

戻し④ ポイント・特典の減少

キャリアの経済圏に紐づくポイント倍率や、決済の還元率が契約に連動している場合、乗り換えで倍率が下がることがあります。毎月のネット通販の利用額が大きい人ほど影響が出ます。計算方法は単純で、月の対象決済額 × 下がる倍率(%)を月額の損失として足します。月3万円の買い物で1%下がるなら300円です。

戻し⑤ 移行時の一時費用

2026年9月時点では、大手キャリアの契約解除料とMNP転出手数料は原則かかりません。ただし移行先の事務手数料(3,300円程度が目安、Web申し込みで無料になる事業者もあります)や、SIMの発行手数料が発生することがあります。一時費用は24で割って月額に換算し、戻しに加えます。3,300円なら月約138円です。

ワークシート:自分の数字を入れる

次の表に書き込むと、正味の削減額が出ます。右の列は、大手の無制限プランから30GB級のオンライン専用プランへ移る、よくあるケースの記入例です。

項目計算記入例
今の実質月額請求額 − 端末分割7,000円
移行後の月額プラン料金 + 必要なオプション3,000円
見かけの差額上の2つの差−4,000円
戻し① 光セット割消える割引額+1,100円
戻し② 家族割の目減り自分+家族の増加分+0円(単身)
戻し③ 端末プログラム返却できない場合の月換算+0円(残債なし)
戻し④ ポイント・特典対象決済額 × 下がる倍率+300円
戻し⑤ 一時費用事務手数料 ÷ 24+250円
正味の削減額差額 − 戻しの合計−2,350円/月(年間約28,000円)

記入例では、見かけの4,000円が正味2,350円まで縮みました。それでも年間で約2万8,000円なので、動く価値は十分にあります。判断の線引きは、正味で月2,000円以上なら動く、1,000円を切るなら見送り。1,000円未満のために手続きと設定変更の手間を払うと、割に合わないことのほうが多いからです。

⚠ 戻し②がいちばん見落とされる

①③④⑤は自分の請求書に出てくるので気づけますが、家族割の目減りは「家族の請求書」に現れるため、自分だけを見ていると永久に気づきません。3回線以上のグループから抜ける場合は、抜けたあとの回線数で割引額がいくらになるかを、各社の料金ページで必ず確認してください。世帯で同時に乗り換えるなら、この戻しはゼロにできます。

乗り換えずに下げる4手

正味の削減額を計算する前に、やっておくべきことがあります。今の会社のまま下げられる分を先に下げることです。番号もメールアドレスも変わらず、手続きも短時間で終わります。ここを潰してから乗り換えを検討すると、比較の基準がぶれません。

  1. データ容量を実績に合わせる

    棚卸しで出した3か月の使用量と、契約中のプランの容量を比べます。無制限プランで月5GBしか使っていないなら、中容量プランに下げるだけで2,000〜3,000円下がることがあります。逆に容量を超えて追加購入を繰り返しているなら、上のプランに上げたほうが安くなる場合もあります。

  2. 有料オプションを1つずつ確認する

    マイページの「契約中のオプション」を開き、直近3か月で1度も使っていないものを解約します。端末補償は判断が分かれますが、端末の分割払いが終わっていて、買い替えまで1年を切っているなら、外す選択もあります。

  3. かけ放題を通話実績に合わせる

    通話明細から、月の通話時間の合計を確認します。完全かけ放題(1,800円前後)を契約していて実績が月20分程度なら、5分かけ放題や従量課金のほうが安くなります。逆に仕事で長電話が多いなら、かけ放題込みのプランを選ぶほうが総額は下がります。

  4. 受けられるはずの割引を申請する

    年齢条件の割引、家族の追加、自宅回線とのセット割は、条件を満たしていても申請しないと適用されないものがあります。特に光回線を後から引いた世帯は、セット割の申し込みを忘れがちです。契約中の光回線とスマホの組み合わせで割引があるかを、一度確認してください。

この4手で下がった後の金額が、乗り換え比較の出発点になります。「8,000円が2,000円台になる」と思っていたのが、実は「プラン変更で5,500円になり、そこから2,900円へ」だったというケースは普通にあります。差額が縮むぶん、判断は正確になります。

ギガ数別・行き先の早見表

4手を潰してもまだ高い場合は、移行先を検討します。選び方の軸はデータ使用量と自宅回線の有無の2つだけです。

月のデータ量
(3か月の最大値)
向いている選択肢月額の目安(税込)注意点
〜3GB
自宅も職場もWi-Fi
低容量の格安SIM、オンライン専用ブランドの小容量プラン 1,000〜1,500円前後 容量超過後の速度が事業者で大きく違う。超過時の制限速度を先に確認
3〜20GB
移動中に動画を見る
サブブランド(セット割あり)、MVNOの中容量プラン 1,500〜2,500円前後 サブブランドは自宅回線や電気とのセット割前提の価格。単体だと割高になる
20〜30GB
テザリングも使う
オンライン専用ブランド(ahamo・LINEMOなど) 2,900〜3,000円前後 店舗サポートが基本なし。手続きはWeb完結が前提
30GB超〜無制限
自宅に固定回線がない
大容量オプション付きプラン、使用量に応じた段階制プラン 3,300〜5,000円前後 固定回線を引いたほうが世帯の総額は下がることが多い

※ 金額はいずれも2026年9月時点の各社公式表記に基づく税込の目安です。キャンペーンや割引の適用で実際の請求額は変わります。

迷いやすいのが3〜20GBの帯です。ここはサブブランドの価格設計がセット割を前提にしているため、自宅回線や電気が対象でないと表示価格より高くなります。単体で使うなら同じ金額でMVNOのほうが容量を取れることがあるので、セット割の対象かどうかを先に確かめてください。2択で迷ったらUQモバイルとLINEMOの比較に判断軸をまとめています。

20〜30GBの帯は、価格がほぼ横並びになっているぶん、かけ放題が料金に含まれるかどうかで総額が変わります。5分程度の通話が日常的にあるなら、かけ放題込みのプランを選ぶとオプションを足さずに済みます。各社の並びは格安SIMおすすめ5社比較で整理しています。乗り換えてから後悔しやすいポイントは格安SIMで後悔する人の共通点に正直に書きました。

セット割を外すと家全体が上がる場合

戻し①②が大きい世帯では、スマホだけを安くすると通信費の合計が増えることがあります。典型は次の形です。

ケーススマホ側の変化世帯の他の変化合計の増減
単身・光セット割あり−4,000円セット割消滅 +1,100円−2,900円(下がる)
4人家族・全員が同じセット割本人 −4,000円本人のセット割 +1,100円
家族割の目減り +550円×3人
−1,250円(下がるが小さい)
4人家族・全員で同時に乗り換え4人合計 −16,000円セット割 +1,100円×4人
家族割の目減り なし
−11,600円(大きく下がる)

※ 割引額は各社の公表条件に基づく目安で、実際の適用額はプランと回線数によって変わります。

表が示しているのは、家族回線がある世帯では「1人だけ抜ける」がいちばん効率が悪いということです。抜ける人のセット割が消え、残る人の家族割も下がるため、世帯合計の改善が小さくなります。逆に世帯でまとめて動けば、戻し②はゼロになります。

もうひとつの現実解が、スマホ側をセット割のない構成にして、光回線を「セット割なしでも安いところ」に置き換えるやり方です。セット割のために割高な光回線を維持している世帯は少なくありません。スマホを他社に移すなら、光回線側も縛りのない構成にしておくと、次に動くときに身動きが取りやすくなります。

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セット割を前提にしない光回線に替えれば、スマホをどこに移しても光側の月額は変わりません。「スマホを変えると光が高くなる」という縛りから抜けられるのが、この構成のいちばんの利点です。

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光回線そのものの選び方は光回線7社比較、セット割がない前提でスマホと組む考え方はahamoユーザーの光回線選びにまとめています。

世帯構成別・年間インパクトの試算

正味の削減額を年間に直すと、判断がしやすくなります。以下はいずれも戻しを引いた後の数字で並べた試算です。

世帯見直し前の想定見直し後の構成正味の年間削減額
単身・在宅多め
月5GB / 自宅に光あり
無制限プラン 7,000円
(セット割適用済み)
20GB級プランへ変更
光はセット割なしの構成へ
年2〜3万円
単身・外出多め
月25GB / 自宅回線なし
無制限プラン 7,500円 30GB級のオンライン専用へ 年4〜5万円
夫婦2人
各月10GB / 光あり
2回線で13,000円前後 2人ともサブブランドか中容量へ 年7〜9万円
4人家族
子の回線含む / 光あり
4回線で25,000円前後 世帯でまとめて移行
子の回線は低容量に
年12〜18万円

※ 2026年9月時点の各社公式表記をもとにした目安で、実際の金額はプラン・割引・使用量によって変わります。端末の分割払いは含めていません。

見てのとおり、回線数が多い世帯ほど効果が大きく、しかも「まとめて動く」ほうが有利です。1人ずつ順番に移すと、その都度、家族割の目減りが発生します。世帯で見直す場合は、移行日をそろえるのが基本方針になります。

単身世帯でスマホと自宅回線の両方を見直すなら、一人暮らしのネット代の相場と最安構成に、通信費全体をいくらに収めるかの目安を書いています。

見直しの実行手順

決めたら、次の順番で動きます。順番を守ると、通信が使えない空白時間を作らずに済みます。

  1. 端末のSIMロックと対応バンドを確認する

    今の端末をそのまま使うなら、移行先の回線に対応しているかを確認します。近年の端末はSIMロックがかかっていないものが大半ですが、中古端末やキャリア購入から年数が経っている端末は確認が必要です。各社が公開している動作確認済み端末の一覧で、機種名を検索するのが確実です。

  2. MNPワンストップの対応可否を調べる

    移行元と移行先の両方が対応していれば、MNP予約番号を取らずに移行先のサイトだけで手続きが完結します。対応していない組み合わせでは従来どおり予約番号が必要です(MNPワンストップの対応表)。

  3. 移行日を平日の日中に設定する

    回線切り替えの受付時間は事業者ごとに決まっており、夜間や早朝は翌日扱いになることがあります。サポートに連絡できる時間帯に手続きするほうが、トラブル時に復旧が早くなります。

  4. eSIMなら前日までに発行しておく

    eSIMは即日開通できるのが利点ですが、本人確認の審査で時間がかかることがあります。前日までに申し込んで、当日は切り替えだけを行う段取りにすると安全です(eSIM乗り換えの手順)。

  5. 切り替え後にセット割と支払い方法を確認する

    移行先で新たに適用できるセット割がある場合は、開通後に申し込みが必要なことがあります。また、キャリア決済で支払っていたサブスクリプションは支払い方法の変更が必要です。ここを放置すると、翌月に決済失敗の通知が来ます。

やってはいけない見直し

⚠ 節約したつもりが高くつくパターン
  • 使用量を確認せずに最小容量へ下げる:超過後の追加購入を毎月繰り返すと、最初から上のプランを選んだほうが安くなります。追加1GBあたりの単価は、プランに含まれる1GBあたりの単価よりかなり高く設定されているのが一般的です。
  • キャンペーンの還元額だけで移行先を決める:高額還元は受け取り条件(申請時期・継続期間)が付くのが通常で、条件を満たさなければ0円です。比べるのは月額と還元の合計を契約期間で割った実質月額にしてください。
  • 家族に相談せず自分だけ抜ける:戻し②が世帯で発生します。決める前に、抜けた後の回線数で家族の割引額がどうなるかを共有してください。
  • 端末の返却条件を確認しないまま解約する:残価設定型のプログラムは返却が前提の価格です。返却しない選択をすると、残りの支払いが発生します。
  • 速度が必要な使い方なのに最安だけで選ぶ:昼休みや夕方に速度が落ちやすい事業者はあります。その時間帯に仕事で使うなら、月数百円の差より安定性を優先したほうが結果的に損をしません。電波状況そのものに不安がある場合は電波が悪いときの切り分け方も参考になります。

もうひとつ、見直しの頻度についても触れておきます。毎月チェックする必要はありません。年1回、データ使用量の3か月平均と契約中のプラン容量が2倍以上ずれていないかを見る。ずれていなければ何もしない、で十分です。料金プランの改定があった年は追加で確認するとよく、直近の値上げ・改定は2026年のネット回線 値上げまとめに整理しています。

🧭 ほかの格安SIMも比べる

大手のサブブランドで条件が合わないときは、データ量を細かく選べる格安SIMも候補になります。

LIBMOの料金プランを見る 1GB単位で選べるグリーンプランを見る NUROモバイルの料金プランを見る DTI SIMの料金プランを見る

※ 広告(PR)。通話料・SIM発行手数料・初月の日割りの有無は会社ごとに違います。

🧭 乗り換えで余ったスマホを売る

機種変更や乗り換えで手元に残ったスマホは、売れば次の端末代の足しになります。初期化しても消えないロックや電子証明書があるので、売る前にやること10の順番を確認してから送ってください。

mmobaで買取価格を調べる宅配で送るスマホ買取

※ 広告(PR)。買取価格は機種・状態・時期で変わります。

よくある質問

スマホ料金の平均はいくらくらいですか?
MM総研が2026年1月に実施した調査では、スマートフォン利用者1人あたりの月額利用料金の平均は3,997円で、前回調査から120円低下しています。一方で総務省の家計調査をもとにした集計では、世帯単位の通信費は月1万円台で推移しています。1人あたりの平均と世帯合計はまったく別の数字なので、比べるときは単位をそろえてください。自分の請求額と比べるなら、端末の分割払いを除いた1回線あたりの金額で見るのが妥当です。
格安SIMに乗り換えると端末代の残りはどうなりますか?
端末を分割で購入している場合、回線を解約しても分割払いの契約は残るため、支払いは続きます。残債が消えることはありません。さらに残価設定型の購入プログラムを使っている場合、端末を返却しないと残価分の支払いが発生する、返却時期が決まっているなどの条件が付くことがあります。乗り換えの前に、契約中のプログラム名と返却条件をマイページで確認してください。
家族の1人だけ格安SIMに移ると、残る家族の料金は上がりますか?
上がる可能性があります。大手3社の家族向け割引は回線数に応じて割引額が変わる設計で、2回線で500〜700円台、3回線以上で1,100〜1,200円台が目安です。3回線から2回線に減ると、残る回線それぞれの割引額が下がることになります。世帯全体で見たときの増減を確認してから決めるのが安全です。世帯でまとめて移行すれば、この目減りは発生しません。
乗り換えずにスマホ料金を下げる方法はありますか?
あります。実際のデータ使用量に合ったプランへ変更する、使っていない有料オプションを解約する、通話実績に合っていないかけ放題を外す、条件を満たしているのに未申請の割引を申し込む、の4つです。番号もメールアドレスも変わらず、手続きも短時間で済みます。乗り換えの効果を見積もる前にこの4つを潰しておくと、比較の基準がぶれません。
光回線とのセット割があるので乗り換えないほうがよいですか?
セット割の金額は1回線あたり最大1,100円程度が目安なので、スマホ側の月額が3,000円以上下がるなら、セット割を失っても正味では下がる計算になることが多いです。ただし家族全員が同じセット割の対象になっている場合は、失う金額が人数分に膨らみます。世帯の対象回線数を数えてから判断してください。セット割に縛られたくない場合は、光回線側をセット割のない構成に置き換える選択もあります。
見直しはどのくらいの頻度でやればよいですか?
料金プランの改定と、自宅回線の契約更新のタイミングに合わせるのが現実的です。目安としては年1回、データ使用量の3か月平均を見て、契約中のプランの容量と2倍以上ずれていないかを確認します。ずれていなければ何もしない、というのも立派な結論です。毎月見直す必要はありません。
キャンペーンの還元額はどう比べればよいですか?
還元額をそのまま比べるのではなく、契約期間で割って月額に直してから比べます。たとえば2年使う前提なら、還元額を24で割った金額を月額から引いた「実質月額」で並べます。あわせて、受け取りに申請が必要か、いつ申請するのか、その時点で契約が続いている必要があるか、という条件も確認してください。条件を満たせなければ還元は0円として計算するほうが安全です。

まとめ:計算してから動く

通信費は、一度整えると効果が毎月続く固定費です。逆に言えば、放置している期間の分だけ差が積み上がっていきます。年に1回、請求書を開いて使用量と突き合わせる。それだけで、世帯によっては年10万円単位の差になります。スマホと自宅回線をまとめて見直すなら、総額計算ツールで合計を並べてから決めてください。

📚 参考情報・データの出典
  • 株式会社MM総研 プレスリリース「スマートフォンの月額利用料金は3,997円に低下」(2026年2月公表・2026年1月調査)
  • 総務省「家計調査」通信関係の費目(世帯単位の通信費の推移)
  • 総務省「電気通信サービスに係る内外価格差調査」(令和6年度調査結果)
  • NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンク 各社公式の料金・割引ページ(家族割引および光セット割の適用条件・2026年9月確認)
  • ahamo公式「料金プラン」(2026年9月確認)
  • 本文中の金額はすべて税込・2026年9月時点の目安です。料金プラン・割引条件・キャンペーンは時期により変わるため、申し込みや解約の前に各社公式サイトで最新の条件をご確認ください。