一人暮らしを始めて家計簿をつけると、意外と大きいのが通信費です。スマホ代と自宅のネット代を足すと月1万円を超えていた、という人は珍しくありません。食費と違って我慢する必要がなく、契約の組み合わせを変えるだけで月5,000円以上下がるのが通信費の特徴です。

この記事では「相場はいくらか」を整理したうえで、自分の使い方に合う最安構成を3パターン示します。安さだけで選んで速度に泣かないよう、向き不向きも正直に書きます。

先に結論

大手キャリア+光回線の典型的な組み合わせは月10,000〜12,000円前後。これを格安SIM(1,000〜3,000円)+縛りなしの光回線(マンション4,290円)に変えると5,000〜7,000円台、自宅回線をテザリングで代用すれば3,000円前後まで下がります。

選び方は通信量で決まります。自宅でPC・動画・ゲームを使う→光回線、工事したくない→ホームルーター、スマホしか使わない→大容量SIMでテザリングの3択です。月に何ギガ要るかは、動画1時間で何ギガ使うかと、50GB・100GBで見られる時間から逆算できます。

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GMOとくとくBB光の公式サイト(2026年9月時点の画面)
画像出典: GMOとくとくBB光公式サイト(2026年9月確認)
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光回線・ホームルーター・短期レンタルを、月額と工事の要否で並べて見られます。

一人暮らしのネット代の相場

まず全体像です。総務省の家計調査(2025年平均)では、単身世帯の消費支出は1か月平均173,042円。通信費はこのうちの数%ですが、家賃・食費と違って「契約を変えれば翌月から下がる」固定費です。

実際の通信費は、スマホと自宅回線の組み合わせで決まります。各社の公式料金(税込・2026年9月時点)で典型パターンを並べると、次のようになります。

組み合わせスマホ自宅回線月額の目安
大手キャリア+光回線中〜大容量プラン 6,000〜7,500円光回線 マンション 4,000〜4,500円10,000〜12,000円
格安SIM+縛りなし光回線ahamo 2,970円(12月から3,135円〜) / LINEMO 990円〜 などGMOとくとくBB光 マンション 4,290円5,300〜7,300円
格安SIM+ホームルーター同上BIGLOBE WiMAX 5,258円(24ヶ月目まで1,650円引き)4,300〜6,300円
大容量SIMのテザリングのみahamo 30GB 2,970円(12月から40GB 3,135円) / 楽天モバイル 無制限 3,278円なし3,000〜3,300円

上と下で月7,000円以上、年間で8万円以上の差があります。この差は通信品質の差ではなく、ほぼ「契約の組み方」の差です。

なぜ1万円を超えるのか(高くなる構造)

通信費が高い人には、共通の構造があります。

特に1つ目が大きい。キャリアのオンライン専用プランは回線品質が大手と同じなので、「安かろう悪かろう」の心配なしに下げられます。

月5,000円台に収める3つの構成

構成A:格安SIM+縛りなし光回線(自宅でPC・動画・ゲームを使う人)

自宅で毎日ネットを使うなら、この構成が最も安定して、長期的には最も安いです。光回線は工事が要りますが、一度引けば通信量を気にする生活から解放されます。

ポイントは契約縛りのない光回線を選ぶこと。一人暮らしは引越しの可能性が高く、2年縛りの違約金や更新月の管理は現実的ではありません。GMOとくとくBB光は縛りも解約違約金もなく、マンション4,290円・戸建て5,390円(税込)。v6プラス対応で夜間も速度が落ちにくい構成です。

🏠 構成A:縛りなしの光回線で、通信量を気にしない生活に

引越しや転勤が読めない一人暮らしでも、解約違約金がないので身軽に選び直せます。対応ルーターは無料レンタルで、夜間に強いv6プラスが標準。キャッシュバックの受け取り手順はキャンペーン解説で確認できます。

GMOとくとくBB光の料金とキャンペーンを見るマンション4,290円・縛りなし・v6プラス対応 スマホ側:ドコモ品質のまま2,970円のahamoを見る

スマホは、通話・データの使い方で選びます。連絡がほぼLINEで通信量が少ないならLINEMO(3GB 990円〜)、通信量が多くて品質を落としたくないならahamo(30GB 2,970円。2026年12月からは40GBまで3,135円の段階制)、店舗で相談したいならUQモバイル。5社の違いは格安SIMおすすめ5社比較にまとめています。

構成B:格安SIM+ホームルーター(工事したくない・すぐ使いたい人)

賃貸で工事の許可が取りにくい、数年で引っ越す、開通を待てない、という人はホームルーター。コンセントに挿すだけで数日以内に使えて、引越し先にもそのまま持っていけます(住所変更の手続きは必要)。24時間つけっぱなしでも電気代は月220〜450円が目安で、光回線のONU+ルーターと大きな差はありません(ルーターの電気代の早見表)。速度と安定性は光回線に一歩譲るので、オンラインゲームの対戦や大容量の配信をする人には向きません。

🔌 構成B:工事なしで、今週から使う

BIGLOBE WiMAXは特典が月額割引型(24ヶ月目まで1,650円引き)で、キャッシュバックの受け取り忘れが起きません。au・UQモバイルのスマホならセット割の対象です。

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※ 3社の違いとエリア確認の方法は工事不要WiFi比較で解説しています。

構成C:大容量SIMのテザリングのみ(スマホしか使わない人)

自宅でPCをほとんど使わず、動画もスマホで見る程度なら、自宅回線そのものを持たない構成が最安です。ahamoの30GBや楽天モバイルの無制限プランをテザリングで使えば、通信費は月3,000円前後で終わります。

そもそも自分が月に何GB使うのかがはっきりしない場合は、動画配信の通信量の目安で視聴時間から逆算してから構成を決めてください。ただし正直に言うと、向いているのは月の通信量が20GB以内に収まる人までです。動画を毎晩見る、Web会議がある、PCのアップデートが頻繁、という生活だと容量も速度制限も苦しくなり、結局ホームルーターを足すことになります。判断の目安は次の章で。なお、無制限プランでもテザリングだけ別枠で上限が設けられている契約があるため、この構成を選ぶ前にテザリングを固定回線の代わりにできる条件で自分のプランの上限を確認しておいてください。

⚠ ahamoは2026年12月1日から料金が変わります

ahamoは2026年12月1日から、40GBまで3,135円/60GBまで4,125円/120GBまで5,115円(税込)の段階制に変わり、契約中の人にも自動で適用されます。30GBの2,970円で計算している人は、12月以降は月165円高い前提で比べ直してください。詳しくは2026年のネット回線 値上げまとめにまとめています。

3つの構成を年額で比べる

公式サイトで確認した料金で、代表的な組み合わせの年額を出しました(初年度にかかる事務手数料も含めています)。

構成組み合わせの例月額初年度の合計
A:格安SIM+縛りなし光回線LINEMO ベストプラン(3GBまで)990円+GMOとくとくBB光 マンション4,290円5,280円66,660円
B:格安SIM+ホームルーターUQモバイル トクトクプラン2(5GBまで・自宅セット割など適用後)1,628円+BIGLOBE WiMAX +5G 3,608円5,236円66,132円
C:大容量SIMのテザリングのみ楽天モバイル 無制限 3,278円3,278円39,336円
(参考)大手キャリア+光回線中〜大容量プラン約7,000円+光回線 約4,400円約11,400円約14万円

※ 月額×12か月+自宅回線の事務手数料3,300円。スマホ側の契約事務手数料、端末代、キャッシュバックは含めていません。UQモバイルの1,628円は自宅セット割(BIGLOBE WiMAXも対象)とau PAYカードお支払い割を適用した額。料金は2026年10月17日確認の税込。

AとBはほぼ同額で、差は「工事をするか」「夜の速度と上りをどこまで求めるか」で決めて構いません。Cは年に3万円近く安くなりますが、スマホ1台で自宅のネットをまかなうので、PCで長時間作業する人やテザリングの使用量が多い人には向きません。大手キャリア+光回線の組み合わせと比べると、どの構成でも年に7万円以上下がります。

通信量別・あなたの正解

月の通信量(スマホ+自宅)典型的な使い方おすすめ構成月額の目安
〜20GBSNS・音楽・動画は通勤中に少しC:大容量SIMのテザリング3,000円前後
20〜100GB自宅で毎晩1〜2時間の動画、たまにWeb会議B:格安SIM+ホームルーター4,300〜6,300円
100GB〜在宅ワーク・オンラインゲーム・高画質動画が日常A:格安SIM+縛りなし光回線4,800〜6,800円

自分の通信量は、スマホの設定画面(データ使用量)と、いま自宅回線があるならプロバイダのマイページで確認できます。迷ったらAとBの月額差は数百円なので、工事ができる住まいなら光回線に寄せたほうが後悔が少ないです。

乗り換えで損しないための注意点

よくある質問

一人暮らしのネット代は月いくらが普通ですか?
大手キャリアの中容量プランに光回線を組み合わせると月10,000〜12,000円前後。格安SIM(1,000〜3,000円)と縛りのない光回線(マンション4,290円)なら5,000〜7,000円台、テザリングのみなら3,000円前後です。「普通」の幅は広く、契約の組み方で月5,000円以上の差が出ます。
一人暮らしで光回線は必要ですか?
在宅ワーク・オンラインゲーム・動画を毎日長時間見る、のどれかに当てはまるなら光回線が最も安定し、結果的に安くなります。自宅でスマホしか使わず月20GB程度までなら大容量SIMのテザリングが最安。中間ならホームルーターが現実解です。
格安SIMに乗り換えると通信品質は落ちますか?
ahamo・LINEMO・UQモバイルのようなサブブランド・オンライン専用プランは大手と同じ回線なので品質はほぼ同じです。IIJmioなどのMVNOは昼休みや夕方に速度が落ちやすい傾向がありますが、自宅にWi-Fiがあるなら実用上の影響は小さいです。
ahamoの値上げで一人暮らしの通信費はどう変わりますか?
ahamoは2026年12月1日から40GBまで3,135円の段階制になり、30GB 2,970円より月165円上がります(年1,980円)。光回線と組み合わせても月7,400円前後で、大手キャリアと光回線の組み合わせ(月1万円超)より安い状態は変わりません。

まとめ:通信費は「我慢」ではなく「組み方」で下がる

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